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 蹴りたい背中/綿谷りさ

蹴りたい背中

評価】★★★★☆

【あらすじ】
なかなか、クラスに溶け込む事の出来ない長谷川初実。
そんな、初実は《にな川》という異様な存在と出会う。
初実のにな川への感情は、なのか? 友情なのか? それとも・・・

【感想】
この本の始めの何行かを読んで、すごいな…と思いました。
表現方法が何と言ってもすごいんです。
比喩を上手く使うのは、かなり難しいんです。下手に使うと、安っぽい作品になってしまうからです。
しかし、この作品は、その安っぽい作品との境界線ギリギリを突いてくるからすごいです。
読んでいくうちに、作品に引き込まれていきます。

しかし、残念なのは主人公の初実の心情の変化が良く分からないこと。
ほんとうに、ここが完璧なら、正統派文学といってもいいでしょう。


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15:39 | 現代(恋愛以外)
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 西日の町/湯本 香樹実

西日の町

評価】★★★☆☆

【あらすじ】
母と僕が、たどり着いたのは北九州の西日の町。
そこに「てこじい」があわられる。小さな部屋の中で、てこじいは何をするでもない。
何か秘密を抱えれいるのだろうか? 母もまた、そうであった。

【感想】
湯本香樹実さんは「夏の庭The friends」で日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞を受賞された方です。

「夏の庭」はまだ読みかけなのですが、湯本さんは老人と子供の生と死をよく書かれるんだなと思いました。
この本も同様に、【僕】と【てこじい】の生と死を扱ったものです。

この本は感動というよりは、なんというか、あったかい物語でした。

しかし、なんだか僕は時間がころころ変わるものが苦手なので、ちょっときつかったです。
でも、ゆっくり丁寧に読めば、普通な人(僕みたいな苦手な人も)読みやすいものです。
なんたって、児童文学作家ですから!!


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20:53 | 現代(恋愛以外)
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 星々の船/村上由佳

星々の舟

【評価】★★★★☆

【あらすじ】
家族、愛、友情とは…? そんなもの本当にあるのだろうか?
兄弟間の許せぬ恋に、悩み苦しむ兄弟。他人の男ばかり好きになる末っ子や、団塊の世代の長男。
そして、戦争経験のある父。
それぞれの、人生という厳しい道をえがいた心温まる物語。

【感想】
村山由佳さんは、私のお気に入りの作家さんの1人です。
この『星々の舟』第130回(2003年下半期)の直木賞受賞作品です。

アマゾンでなんとなく見つけたんですが、まず本のデザインが気に入りました。
タイトルの言葉の綺麗な響きにとっても合っているとおもいます。

しかし、内容は一変して、人間くさい物語です。
父と子供4人、それに孫1人のそれぞれの物語を1章づつ、全6章仕立てになっています。

その中でも、本当に感動したというか、いいと思ったのは、兄弟の許させぬ恋の部分です。
普通の恋愛小説にはない、もどかしさ…それも尋常ではありません。もどかし過ぎて、こっちが苦しくなるくらいでした。

そして、最後の父の物語。
『戦争』という、かつてない大きくて重要なテーマです。
しかし、そこは直木賞作家の実力です。
なんとも言えないほどの真っ直ぐな言葉で、胸にスーと入ってきました。
やはり、戦争はいけない…そんな当たり前のことが実感できた一冊でした。

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10:10 | 現代(恋愛以外)
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